ティーンエイジャーの夏①

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手を顔に当てカメラに向かって笑顔を作る女の子 公園に新しいモニュメントが出来ると、すぐに記念写真を撮る名所になった。大きくて複雑な形をしたもので、高いところに登ったり、穴から顔を出したりすることが出来た。たくさんの場所で色々なことができるところが、記念写真を撮影するのに人気が出たようだった。
 10代の女の子がそこで写真を撮ろうとしていた。カメラをそこに居合わせた人に任せて、モニュメントの高いところに登っていった。彼女は平らになった場所で座ると姿勢を正して、ピースサインを作った手を顔の近くに寄せた。日差しが強い日で、彼女の着ていた白いTシャツが光を反射して、彼女自身が光っているかのように見えた。照り返した光が笑顔を明るく見せていた。
 体を片手に預けて傾け、足を揃えて笑顔を作る。
 ティーンエイジャーの女の子が可愛く見えるのはなぜなのだろうか。多分、今、という時を純粋に楽しんでいるからではないだろうかと思った。子供の頃はつまらないことはしないものだし、楽しい事とか面白い事には持っている時間とエネルギーを惜しみなく使うもの。だから、彼女が輝くような笑顔でカメラに向かって笑いかけている姿に、心から今を楽しんでいると感じられて、子供らしい可愛らしさが見えてくる気がしたのです。
 シャッターが切られると、今度は友達と並んで撮るために彼女は急いでモニュメントから降りていった。