帽子の魅力

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ベレー帽をかぶった女の子 ショッピングモールには多くのアパレルショップが並び、多くの人が買い物にやって来ていた。そこでは、買い物を終えて紙袋を持った人と沢山すれ違い、モール全体が華やかな雰囲気に包まれていた。
 前から流れてくる人の中に、両手に紙袋を抱えた女の子が通り過ぎようとしていた。彼女はベレー帽を被り、連れの女の子と話をしながら歩いている。彼女の服装と組み合わされた帽子の姿が可愛らしく見えた。
 帽子の魅力とは何だろうか。
 頭がふわりとした曲面や曲線で覆われる事で、柔らかい印象が加えられているのかもしれない。
 街で帽子をかぶっている人が少ないせいなのか、彼女の様な人を見かけたら視線を送ってしまう。頭が少し大きく見えることで、顔が小さく見えて可愛らしく感じられるのかもしれない。
 有史以前から人は色々なものを頭に被ってきたと思うのだ。戦闘用の防具であったり、葬祭用の装飾品であったり。そういった必需品としての被り物に工夫を加えて、魅力ある服飾として作り出した人がいたに違いない。遥か昔の名もなき発明者のおかげで、人は華やかに着飾ることができるのだ。

 ショッピングモールの出口に向かって彼女は歩いて行った。足並みに合わせて、ベレー帽が上下に揺れていた。