背面キャッチ

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背面キャッチを練習する女性 秋になっても晴れた日には砂浜はまだ暖かくて過ごしやすいのだが、人がまばらにしか来なくなっていた。その分、場所が広く使えて、どんなことだって出来そうだ。
 浜辺に座って話していたカップルが、それぞれミットを手に取って立ち上がった。二人は数メートル離れた位置に歩いて行くと、彼はボールを真っ直ぐ投げた。彼女はミットでそれを受ける。
 彼らはしばらくキャッチボールを楽しんでいたが、突然、彼がボールを高く投げた。
 投げられたボールを見て、彼女は落下点へと急ぐと、体を回転させて手を後ろに回し、ボールが来る地点にミットが来るように合わせた。しかし、ボールは、ミットにあたったが、弾かれて地面へと落ちていった。
 彼女は悔しそうな表情を浮かべて彼の方へと向く。彼は、ボールとミットを使い、体を曲げて背面キャッチのやり方を話しているようだった。彼女がボールを高く投げると、くるりと回った彼の背後のミットに入っていった。それを見た彼女は笑顔で拍手を送っていた。
 彼がもう一度高くボールを投げる。彼女はそれを追って体を大きく回転させたのだが、勢いで彼女は転んでしまった。その姿に、二人は大きく笑っていた。

 その後も彼女は何度もくるくると回って、背面キャッチを成功させようとしていた。回るたびに長い髪が浮き上がるように宙になびき、陽の光で輝いて見えた。