腕いっぱいのスティックを持って

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たくさんのスティックを運ぶ女性ラクロス選手 秋になって過ごしやすい気温になると、スポーツの大会がたくさん開かれるようになる。
 グラウンドの上には強い日差しが降り注ぎ、走る足が地面を叩く度に土煙が上がっていた。
 両端に置かれたゴールの前で、女の子たちがスティックを持って走り、練習に打ち込んでいた。彼女たちはラクロスの選手なのだ。
 その傍らで、試合を終えたチームの女の子たちが帰っていくところだった。各自が分担して、クーラーボックスやボトルなどの備品を運んでいる。それに加えて、練習で使っていたゴールを大勢で運んでいった。
 後ろから、たくさんのスティックを束ねて運ぶ女の子がゴールに続いて歩いてきた。扱いに慣れているのか、落とすことなく進んでいく。
 彼女は今日、選手として試合に出場したのだろうかと疑問に思った。
 ゴールやスティックを持っていく姿を見て、荷物運びが下級生に割り当てられたりしてるのではないかと思ったからだ。でも、彼女のユニフォーム姿が、プレーヤーとしての風格を感じさせた。大丈夫、きっと彼女もフィールドの上で活躍していることだろう。
 ゴールはグラウンドから運び出されて行った。スティックを持った彼女も、去っていく。
 グラウンドでは、次の試合が始まろうとしていた。