ハロウィンの魔法使い

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ハロウィンで魔法使いの衣装を着た女性  ハロウィンのイベントで、仮装したキャストたちがショッピングモールの中をパレードしていた。その中にいた魔女は子供を見つけると、近寄ってステッキを近づけ、先についたスパンコールをひらひらと動かして笑顔にさせた。
 その光景を見ていた僕の後ろから、「やっぱり、外国のお祭りだ」という声が聞こえてきた。
 そうだろうか?
 日本には外国から伝えられたイベントが広まっているではないか。少しばかり誤解されてはいるが。
 クリスマスは、なぜか恋人が一緒に時を過ごすイベントになっている。バレンタインデーはなぜか女性から男性へチョコレートを渡す日になってしまっている。しかも、お返しのホワイトデーなる日まで”創設”しているのだ。いくら何でもカスタマイズし過ぎだろう。
 ハロウィンが日本に紹介されたのはここ数年のこと。でも、パレードが企画されて、客を呼び寄せるに至っているのだ。程無く、ハロウィンとは、皆で仮装して楽しむもの、というふうに誤解されて定着していくだろう。数年経ったら大きなイベントが作られて、多くの人が仮装して楽しみ、子どもたちは近くの家々をお菓子を求めて尋ねるようになるに違いないのだ。
 それでいい、と思う。プリンセスや魔女たちにまた会いたいからね。
 大きなスカートをエナン帽の残像を残して、魔女は去っていった。