ドッグトレーナーのように

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足元の犬に指示を出す女性 秋の日は陽が空に高く上ると、朝には冷え込んでいた空気が温められて、快適に過ごせるようになる。公園の芝生の上に家族でやって来ていた若いママが、犬と遊んでいた。
 ドッグトレーナーのように手で指示を出すと、犬は素早く反応する。指先を軽く回すと、一周して座り、足に手を触れて軽く曲げると、犬はその足に手を当てる、といった具合に。
 その犬は特にフリスビーが大好きなように見えた。彼女がフリスビーを投げようとすると、イヌ君は手から離れる瞬間を今か今かと待ち、彼女の周りを走り回る。
 彼女の手から円盤が空を切って飛び出していった。すると、犬はダッシュで追いかけて行き、投げ返されてきたしてきたところを飛び上がって鼻に当てた。
 彼女はフリスビーを拾うと、もう一度投げようとするが、犬は待ちきれない様子で、後ろ足だけで立つと前足を伸ばして取ろうとしていた。彼女は両腕を上げたり下げたりして、コントロールしている。腕の動きに合わせて、犬は地面につく足を2本、4本と変えていった。
 これが、犬とのコミュニケーションなのだろう。群れのリーダーとして信頼されていれば、犬は応えてくれるのだ。
 すべての足を付いたタイミングで、彼女はフリスビーを手から放った。犬は体を素早く翻すと、円盤の軌跡を追って駆け出して行った。