勝利へのイーグル・アイ

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アイガードをつける女性ラクロス選手 その女子ラクロスの試合は、中央で待っていた選手にパスが通った瞬間に急展開した。足の速いアタックが相手ディフェンスの隙をついて一気にゴールへと迫った。集まってきた相手チームの選手に囲まれたが、体を切り返してスティックの間から放ったシュートは
ゴーリーの足元を抜けてゴールへと飛び込んだ。
 シュートが決まると、そのチームの選手たちは手を上げたりハグしあったりして喜びあった。その中で、アイガードを上げた選手が目に入った。彼女はチームメイトとスティックを当てて笑顔でゴールの嬉しさを分かち合っている。
 試合を再開するために、選手たちがそれぞれのポジションへと帰り始めると、彼女もアイガードを再び顔に装着して、自分のポジションへと走り出した。顔からは先ほどまでの笑みが消え、口を真一文字に結んでいる。
 アイガードをつける手で片方の目が隠されてはいたが、鋭い目が前を睨んでいた。たとえゴールが決まった直後でも、選手として試合が終わる時まで気を緩めることはないのだ。彼女は、勝つために次の得点を狙う。彼女のガードの奥に潜む目は、決意の表れなのだ。
 すべての選手がポジションについた。背を向けた彼女の顔はもう見えない。だが、鋭い目でボールが再び動き始めるのを待っていることだろう。