チームメイトへ掲げる腕

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チームメイトに向けて腕を掲げる女性 女子ラクロスの試合では、選手たちは走り、長いスティックと活かして速いボールでパスを通し、ゴール前に切り込んでシュートを放つ。スポーツとしての魅力がそういったプレーの中にあった。しかし、ゲームが中断されている時の中にも、人の魅力が現れる場面は垣間見えてくるだろう。
 シュートを決めたチームの選手たちが相手チームのゴールの周りからセンターラインへ向かって戻ってくるところだった。お互いのスティックを当てて喜ぶ者もいれば、肩を叩いて健闘を称える者もいた。ゲームの再開に備えて、彼女たちはポジションへと急ぐ。
 一人の選手がフィールド脇のチームメイトたちの応援の方へと顔を向けた。ゴールが決まった後、送られる声援も大きくなっていた。その声に応えるように、彼女はスティックを持つ手を高く挙げた。
 彼女が掲げた腕には、多くの意味が込められていただろう。
 シュートを決めたことへの喜びであり、自分に向けられた応援、期待への感謝でもあるのだ。
 声援が選手を前へと進め、選手はプレーでその期待に答えた。応援の声は賞賛へと変わり、彼女はそれに対して姿勢で応える。チームスポーツの目指す一体感がかたちになって見えた瞬間なのだ。メンバーたちの心の絆は、こうして強くなっていくだろう。
 ゲームはまだ続く。
 ゴールの喜びを後ろに残して、彼女たちは再び戦士へと戻っていった。