不滅の友情は永遠につづくか

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友達と写真を撮る女の子 秋も中ほどまで来ると、吹いてくる風の中に冷たい空気を感じるようになる。でも、太陽を遮る雲がない日には、季節の進みが止まったかのように暖かい。
 ある晴れた日の海岸で、二人の女の子が遊びに来ていた。彼女たちは話をしたり、波打ち際でお互いに写真を撮ったりして楽しんでいる。
 やがて二人は海をバックに砂浜に並んで座り、足元にスマートフォンを一つ置いた。
 片方の女の子が、二人がきちんとフレームに収まるように向きを調整すると、もう片方の女の子に声をかけた。彼女は急いで姿勢を正して座り直し、声を掛けられた女の子の方は体を傾けて頭を寄せた。シャッターが切られる直前、二人は首を傾げて顔を寄せ合い、レンズに向かって笑顔を送った。彼女たちに当たった日の光が反射して、まぶしく見える。それは二人の姿がティーンエイジャーの頃の友情を象徴しているように見えたせいかもしれない。
 子供のころは、一緒に過ごす人を自由に選べる時代だと思うのだ。
 一緒にして楽しい。
 同じことに興味がある。
 そんな純粋な理由で同じ時を過ごすことができるのは、子供時代をおいて他はない。大人になると人間関係を選べなくなってしまうから。だから、子供の頃の友はいつまでも忘れないし、交わした友情は輝いていたように心に刻まれるのだ。
 彼女たちはスマートフォンのスクリーンを見て笑いあった。この瞬間は二人の心に不滅の友情を残したことだろう。